1~31話までは毎週木曜午後7時から7時30分まで、32話以降は毎週金曜午後7時から7時30分まで放送されました。
前番組の「鉄人28号」('63~'66年)に続く江崎グリコ提供「グリコ劇場」枠の第2作として放送されました。「鉄人28号」と同様、オープニングと主題歌の最後にはスポンサーのグリコを連呼するコーラス♪グリココール が入っていました。このコーラス部分も含めた主題歌の作詞・作曲は故・三木鶏郎氏が、歌唱はデューク・エイセスが担当しました。スポンサーには江崎グリコのほか、系列会社のグリコ乳業も名を連ねていました。
放送前に、東京都内在住の少年少女10,000人にアンケートを取り、それをもとにキャラクターや設定などを決定。国内初の等身大変身少年ヒーローアニメとして人気を博しました。
原作者としてクレジットされていた"吉倉正一郎"は、本作のライターを務めていた(以下敬称略)"日影丈吉・大倉正兎・山村正夫・加納一朗・双葉十三郎"それぞれの名前を一文字ずつ取って合成した共同ペンネームで、これは日本のテレビアニメにおいて、作家集団による擬人名称を原作者としてクレジットした最初のものとされています。
クリフトン星から地球調査にやって来た少年パピイ(声・藤田淑子→山本喜代子)。彼の願いは地球の平和を守ることと、宇宙の何処かで生きている母親を捜す事でした。
普段は地球の少年の姿ですが、事件があればペンダントへ『ピィー、パピイ!』のコールで変身することが出来ます!
地球での仲間は、可愛いガールフレンドのリコちゃん(声・増山江威子)、魔法使いのアジャババ(声・加茂嘉久)、それにプロレスラーのストロング(声・永山一夫)ほか。
そして、パピイの前には強力な超能力を持つ悪のライバル・キリトビ(声・村越伊知郎)が立ちはだかり・・・。
主題歌もデューク・エイセスが担当していました。
まず"クリフトン星"という部分から今となっては"アウト"でしょうね(笑)今時の子供なんか、こんなにベタなSFモノのアニメなんか誰も見向きもしません(泣)むしろヲタ系が"声優目当て"とか"イケメン目当て"とか"美少女ヒロイン目当て"で食指を動かす・・・といったところでしょうかね・・・独立U局系の深夜アニメみたいに。
宇宙が憧れの存在だったであろう当時ならでは通用したアニメでしょうね。今よりもモノに恵まれた時代ではありませんでしたが、"夢"のあった時代でした。
今のエイケンではこういった本格SFモノのアニメの制作はとんと疎遠となってしまいましたが、かつてはこの手のアニメを十八番としていたアニメ制作会社でした。/(C)エイケン
番組主題歌より。(一部携帯電話からはご視聴頂けません)主題歌にすらスポンサー企業の告知がされるとは・・・って当時は"これ"が当たり前で、番組を視聴していたチビっ子はイヤでもスポンサー企業を覚えるという"洗脳効果"がありました。今やったらBPOに『そこまでしてまで子供に売名行為をするのか?』等とゆうツマらないクレーマーが文句を言うんだろうな。当局が生まれる何十年も前のアニメですが、今時のアニメと比べたら何故か目頭が熱くなりました・・・(泣)"夢"を感じました。/(C)エイケン