今から24年前の'94年3月20日、パナソニックが当時社運を掛けて売り出した業界初の32bit CD-ROMマシン・3DO REAL(FZ-1)が54,800円(税別)で発売されました。
当時"マルチメディア"ブームの真っ只中で、高城剛氏をはじめ胡散臭いマルチメディアクリエイターが台頭しつつあった時代に、"コレ一台で何でも出来る"インタラクティブ(双方向)マルチメディアマシンとして売り出されたのが3DO REALでした。
モトをたどれば3DOは規格の名称であり、'90年代初頭に米国のソフトウェア大手・EA(エレクトロニックアーツ)の創始者であったトリップ・ホーキンス氏が規格を提唱したのが始まり。同氏は早速3DO事業に関するビジネスを一手に請け負うTHE 3DO COMPANYを設立。この規格に当時、VHS・LDに続く新たなAV機器の展開を模索していたパナソニックが乗ったという。
当時のテレビゲーム業界は任天堂の独走状態が続き、アーケード界の巨人・セガやパソコン界の大手・NECも任天堂の牙城を崩せずにいただけに、家電業界最大手のパナソニックの参入で『今度こそ任天堂の牙城が崩れるのでは?』と期待されました。
かつてVHSを"国際標準規格"に押し上げたパナソニックの政治力・営業力に期待した国内外の家電メーカーが相次いで3DO事業に参入。日本国内では三洋電機・東芝が、海外では米国AT&T、韓国Samsung(サムスン)・LG電子が参入する等、国際社会をも巻き込んだ壮大な事業展開となりました。
『コレ一台で何でも出来る』インタラクティブマルチメディアマシンを標榜とした3DO REALは、'93年10月に米国で先行販売。しかしメインとなるテレビゲームはソフト数が揃わず、映像(ビデオCD・フォトCD)は別売のビデオCDアダプターの開発が間に合わず、フォトCD・CD-Gもあまり宣伝材料にはなれず、通信はまだインフラ網が整備されておらず、音楽は別にCDラジカセがあれば事足りるのでこれまた弱かったという。日本円にしておよそ8万円もの高価格では、当然売れませんでした。
'94年1月には日本版3DO REALの商品説明会が大々的に開かれ、パナソニックの森下洋一社長(故人)が出席。パナソニック社長が直々に新商品説明会に出るのは極めて異例だっただけに、当時のパナソニックの本気度が伺えるも、そこで発表された価格は79,800円(税別)というもので、業界関係者は途端に失望。パナソニック本社へは、ゲーム業界関係者や家電量販店から『高過ぎる』という苦情が殺到したという。
事態を重く見たパナソニック側は、翌月には早くも価格を54,800円(税別)に値下げる苦肉の策も最初に抱かれた『高額過ぎるマシン』のイメージを払拭するまでには至らず。
紆余曲折の末、'94年3月20日に日本版3DO REALが発売され広告宣伝費に湯水の如く大金を投じるも3DO本体・ソフトの販売は低迷を極め、'94年暮れに相次いで発売されたサターン(セガ)・プレイステーション(ソニー)の後塵を拝し続け、発売から僅か2年足らずで新作ソフトの供給が完全に途絶えてしまい、'97年には100億円も投じて独占使用権を取得した後継機種・M2の発売中止を余儀なくされました。
'94年10月には三洋電機から互換機・3DO TRY(IMP-21J)が、更にはパナソニックから値段を1万円下げた廉価版の3DO REAL II(FZ-10)が発売されるも、全世界での累計出荷台数は138万台(日本では73万台)の出荷に留まりました。これはゲーム機としては大惨敗の数字でした。
3DOが低迷した一因としてパナソニック側の官僚的な"大企業病"があったとも指摘されており、とあるゲームショーで3DOに参入したゲームメーカーに『下請けの皆さん!』と呼びかけた事で、総スカンを食らったという。こういった"空気の読めなさ"が3DO事業で失敗した一因でした。
日本人ウケするゲームソフトのリリースが少なく、また流通面の不備からソフトそのものの流通も少なかったのもネックでした。3DOソフトの開発ツールそのものは安くて中小メーカーにとって参入しやすい環境ではあったものの、逆にある程度ゲーム制作に手慣れたメーカーからは足元を見られて実験作的なソフトしか作って貰えなかったのは大きな落とし穴となってしまいました。
3DOは国内外共に大惨敗で終わってしまったのですが、3DOの方向性が後々のサターン・プレイステーションの快進撃の"陰の立役者"となってしまったのは何とも皮肉でした。
3DOでは、これまでの枠にはまらない様にソフトメーカーへ参入の門戸を広げ、在京民放キー局も日本テレビを除いて3DO向けにソフトをリリースしたという。
ソフトを"チャンネル"と位置付けていた3DOはテレビ番組的な演出のタイトルも多く、当局の様なテレビ好きも要チェックな存在だったりします。
【当局推奨のテレビ番組的な3DOソフト】※敬称略
・京都鞍馬山荘殺人事件(パック・イン・ビデオ)→小川範子主演の実写系アドベンチャーゲーム。2時間ドラマを見ているノリで楽しめる。映像制作は東映!狩矢警部は西岡徳馬が担当。
・ウルトラマンパワード(バンダイ)→海外で制作された異色の「ウルトラマン」の実写系格闘アクション。ビジュアルシーンには"山手中央署の野田刑事"こと、ケイン・コスギの姿が。
・チキチキマシン猛レース(フューチャー・パイレーツ)→CGアニメを見てレースを予想!これは"参加するアニメ"だ!プロデュースは"ハイパーメディアクリエイター"高城剛。
・ナイト・トラップ(ヴァージンインタラクティブ)→メガCDからの移植モノの洋モノの実写アドベンチャー。監視カメラを見つつワナを仕掛け不法侵入者を倒すという、洋画ライクな展開!
・麻雀狂時代~AVギャル制服編~(マイクロネット)→AV嬢4人との麻雀ゲーム。最大の見ものは、半荘終了後に出てくる"天気予報"→"おやすみなさい(クロージング画面)"→"砂流し"の一連の"深夜番組"的な演出!腰抜かします!
・セクレ/フーミンのおもちゃ箱(グラムス)→細川ふみえのCDジャケットを作成するシミュレーション。彼女のビジュアルが流れる前には、画面にしきりと"VHSテープをセットしろ!"と言わんばかりの"ビデオテープセットタイム"が。要は『ビデオ録画して各々で鑑賞シロ!』ということらしい。ティッシュタイムじゃないんだから。ちなみに一般作で18禁ソフトではありません。
・3DOアニメムービーグリム名作劇場シリーズ(イマ・カンパニー)→ABC・テレビ朝日系にて放送された、日本アニメーション制作の同名アニメ('87~'88年)をまんま3DO規格でCD-ROM化!「ヘンゼルとグレーテル」・「赤ずきん」・「ブレーメンの音楽隊」の3話分発売されました。1枚のCD-ROMに1話収録し1,980円(税別)とバカ安価格が魅力も、エンディングテーマがカットされていたのが残念!
・ショックウェーブ(EAV)→コクピット視点による3Dシューティング。'94年当時、米ハリウッドの最新技術を駆使して制作された実写+CGムービーは、まるで「日曜洋画劇場」(テレビ朝日系)ライクな展開!吹き替え声優も小林清志・戸田恵子・深見梨加・江原正士・堀内賢雄・大塚芳忠らそうそうたる面子!後に続編の「オペレーション・ジャンプゲート」も発売。
・メガレース(マルチソフト)→近未来を舞台にしたレースゲーム。実写のビジュアルシーンで司会進行役の吹き替えを務めたのは、ルー大柴!
・ トム・カイトのこれがゴルフだ!(バイス)→実写取り込み画像で、ゴルフに関するイロハを教えてくれるゴルフレッスンソフト。今でいうNHK Eテレの「趣味どきっ!」か。
・西村京太郎トラベルミステリー「悪逆の季節」(パック・イン・ビデオ)→松方弘樹・荒井注のコンビによる十津川・亀井刑事モノの実写系アドベンチャー。キャストはかなり豪華で、他には喜多嶋舞・立花理佐・倉田てつを・見栄晴・ケーシー高峰・石立鉄男・西田健ほかそうそうたる面子!映像制作は東映!
・デモリションマン(ヴァージンインタラクティブ)→同名映画を実写ゲーム化。3Dレース・3Dシューティング・格闘アクション等様々なゲームが収録されており、気難しい事で有名なシルベスター・スタローンが本作の為だけに独自にファイティングポーズを収録したのがかなりレア!
・ロード&トラックプレゼンツ オーバードライビン(EAV)→世界に名だたる高級スーパーカーをドライビング出来る"ドライブシミュレーション"ソフト。数々の実写ムービーは、まるで「カーグラフィックTV」(BS朝日)を彷彿とさせます。
・痛快ゲームショー ツイステッド(EAV)→双六形式の実写収録によるパーティーゲームで、テレビのバラエティ番組形式の演出が特徴的!司会者の吹き替えが広川太一郎!のっけから広川節全快で笑わせてくれます。合間にはテレビコマーシャルの挿入も。
・ピーターフランクル パズルの塔(TBS/HAMLET)→パナソニックとは長らく"月8"ドラマ枠で付き合いの深かったTBS(東京放送)が制作に関与したのも特徴的でしたが、ピーターフランクルが実写で大道芸を披露するパズルゲーム。ゲームの種類こそ少ないものの、数々の大道芸は一見の価値アリ!
・爆笑!!オール吉本クイズ王決定戦(吉本興業)→"アホの"坂田利夫・ナインティナイン・チャーリー浜・今田耕司・東野幸治・Mr.オクレら吉本興業所属の人気タレントが、実写で登場するテレビ番組的な演出によるクイズゲーム。司会は当時の吉本興業のエース的存在だった島田紳助。
・パドックノート'95(フジテレビ)→同局系で放送されてきた競馬番組の映像を収録した競馬予想ソフト。競馬好きなら是非!
・ワールドカップ スーパースタジアム(ギャガ・コミュニケーションズ)→テレビ東京も制作に関与しており、同局系で放送されたサッカー番組の映像をふんだんに取り入れたデータベースソフト。コアなサッカー好きなら要チェックかと。
・NICE BODY オールスター水泳大会 OFFICIAL CD-ROM(フジテレビ)→かつて同局系で放送され人気を博した「オールスター水泳大会」等の映像を収録したデータベースソフト。アイドルマニアなら是非!
・山田かまち美術館(テレビ朝日/システムサコム)→今は亡き天才芸術家・山田かまちの作品をまるごと収録!彼の美術館に居る様な気分にさせてくれるヴァーチャル美術館ソフトだ!テレビ朝日と山田かまちの関係って??
・コープス・キラー(アクレイムジャパン)→実写系洋モノガンシューティングも、日本では3DO用の光線銃が未発売だったので半分意味が無くなってしまったという。当時、"ゲーム問屋に最も嫌われていた"メーカーだけあって、パッケージ・説明書・実写のビジュアルシーンの日本語翻訳が破綻かつ錯綜しまくっており、一部のクソゲーマーのハートをワシヅカミにしたのは言うまでもありません。テレビ東京「午後のロードショー」系のB級洋画のテイストが好きな方なら、付いてこれますよ!
・ 未来少年コナン DIGITAL LIBRARY(バンダイビジュアル)→宮崎駿監督のテレビアニメ(NHK総合/'78年)のデータベースソフト。3DOのみでの発売というのが嬉しいけど、むしろ(アニヲタ御用達だった)PC-FX(NEC)向けに出した方がウケたかもしれない。
・ムーンクレイドル 異形の花嫁(パック・イン・ビデオ)→飯田譲治原作による実写系アドベンチャー。鶴見辰吾ほかの出演。
・Station Invasion(STUDIO 3DO)→海外でのみ発売された実写系クイズゲーム。子供達がダメTV局を買収!各番組内から出題されるクイズに答えていき、"KIDS TV"の視聴率をトップに導くのが目的。日本国内でも「キッズTV」と題して発売予定だった。
・3D ATLAS(EA)→海外でのみ発売された地理のデータベースソフト。世界各国の膨大なデータのみならず、ドキュメンタリー番組ばりの実写ムービーも多数収録!クイズモードも。日本国内でも発売予定だったが、翻訳がメンドクサかったのか発売中止に。
・FAMILY FEUD(GAMETEK)→米ABCテレビにて放送された同名クイズ番組をそのまま実写ゲーム化!日本では、関口宏支配人司会の「クイズ100人に聞きました」(TBS系/'79~'92年)の元ネタになった番組でもありました。日本でも「ゲームショウ(仮)」として発売予定も、翻訳がメンドクサかったのか発売中止に。
パナソニック製3DO REAL(FZ-1)。ライバルのセガ・ソニーに先駆けて発売された32bit CD-ROM機も、大惨敗を喫しました・・・。/(C)Panasonic Corporation
3DO REAL発売から24周年!
終了番組に捧げる鎮魂歌'18春~フジテレビ(前編)
・めざましテレビ アクア(月~金4:00~5:25)
低迷著しいフジテレビにとっては、まともに他局と視聴率争いを展開している数少ない番組である「めざましテレビ」の前座的な番組。しかし午前4時台は関東ローカルで、午前5時から飛び乗りネットしていたのがuhb北海道文化放送・NST新潟総合テレビ・NBS長野放送・THK東海テレビ・OHK岡山放送・TSSテレビ新広島・EBCテレビ愛媛・TNCテレビ西日本のみでした。通販枠だった地方系列局も多いからなぁ。
それでも4年も放送されていたので、近年のフジテレビの番組としては長続きした方なんだろうね。チト惜しい気も。
・FNNスピーク(月~金11:30~11:55)
'87年10月1日スタートと、フジテレビの番組としてはかなりの長寿番組であると同時に、平日お昼のニュース番組としては最長寿、同一タイトルで放送されているニュース番組としても「JNNフラッシュニュース」(TBS系)に次いで長く放送されているというストレイトニュース番組。
せっかくここまできたのに終了させるのがもったいないとも思うものの、近年は「ひるおび!」(TBS系)・「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)の台頭もあってか視聴率が悪化していたのも終了の一因か。終了の最大の原因は、ニュース番組のタイトルを「プライム」で統一させる方針からの終了だという。UMKテレビ宮崎のみ未ネットでした。タイトル音楽がカッコ良かったんですけどね。
・みんなのニュース(月~金16:50~19:00)
'15年春スタートの平日夕方のニュースも、最後まで視聴率は盛り上がらず。やはりニュース番組のタイトルに「みんなの」は、軽過ぎたと思います。"軽チャー路線"のフジテレビらしいセンスと言われればそれまでですが、ニュースは時と場合によっては重たいニュースもありますし、そもそも「みんな」って誰と誰よ?「みんな」にとってのニュースもまた、人それぞれなのでは?
「FNN」のタイトルすら外されてしまい、こんな事ならハナからワイドショー番組として立ち上げていた方がかえって良かったのかもしれません。
UMKテレビ宮崎は、前番組の「FNNスーパーニュース」('98~'15年)のタイトルを継続させて「UMKスーパーニュースFNN」と題して放送され続けたのがあっぱれ!でした。
・THE NEWSα Pick(月~木・土20:54~21:00/金21:49~21:55/日)
夜の最終ニュース「THE NEWSα」の番宣的なスポットニュースも、とうとう終了。これで49年半にも渡って続いてきた夜のスポットニュース枠すら消滅・・・悲しいねぇ。と言いつつ、地方系列局では独自のローカルニュースを放送していた局も多く「THE NEWSα Pick」は未ネットだったという系列局も多かったんですけどね。
ここいらへんは、全系列局強制ネットの裏番組「JNNフラッシュニュース」(TBS系)との最大の違いかと。
・海月姫(月21:00~21:54)
低迷著しい"月9"枠ですが、本作もだいぶ苦戦したようで・・・。アニメ('10年)は人気を博したと思いましたが、むしろ再アニメ化した方が良かったのでは?
・AI-TV(月23:00~23:40)
今話題の"AI"を題材にしたバラエティ番組も、僅か半年足らずで早々に終了・・・ハナからウケないだろうなとは予想していましたが、狙い過ぎだったんじゃないのか?Pepper(ペッパー)のMCに、フジテレビはそこまで人材難なのかと身震いしてしまいました。
Pepper(ペッパー)ねぇ・・・確かに高性能ですけど、あんなのがはびこってくるとやがて人間そのものが淘汰されかねないと思いますけどね。SF映画でよくあるじゃないですか・・・AIが暴走して地球征服されるとか人間に攻撃してきたりとか。あんまり過信しない方が良いと思いますけどね。
・THE NEWSα(月~木23:40~24:25/金24:10~24:55)
脱線した内容とMCで評判がクソミソ悪かった「ユアタイム」('16~'17年)の後番組として昨秋始まったばっかりでしたが、早くも終了・・・。ニュース番組の原点に立ち返るべく、「ユアタイム」で取り上げていたワイドショー的な報道を止め、純粋にニュース番組ライクな展開に戻すも今春よりニュース番組のタイトルを「プライム」で統一させる為に、あえなく終了するという。
TOSテレビ大分・UMKテレビ宮崎は日本テレビネットの為、未ネットでした。
・ラブラブエイリアン2(月24:55~25:25)
同名マンガをドラマ化。『2』を制作する程、前作って人気があったのか?あまりネット局も多くなかったようですが・・・。
・FINAL CUT(火21:00~21:54)
亀梨和也さん主演のドラマ。最終回は2時間スペシャルでしたが、平均視聴率は6~7%程度だったんですよねぇ。2話連続の放送による『2時間スペシャル』?
最終回が放送された3月13日、UMKテレビ宮崎だと午後10時からの「相棒」(テレビ朝日系)が午後10時54分からの放送になってしまい、接続する「NEWS ZERO」(日本テレビ系)が54分遅れの時差ネットになってしまったという。UMKテレビ宮崎にとっては視聴率的に踏んだり蹴ったりな"最終回2時間スペシャル"だった?
・KISSしたい睫毛(火23:30~23:40)
何故か火曜日のみ午後11時台のバラエティ番組が30分尺であることから、中途半端に設けられた10分尺によるドラマ。天下の野島伸司脚本作品も、たったの10分足らずの放送で全4話!堕ちたもんだねぇ・・・。穴埋め番組じゃないかコレ。今春以降も中途半端な10分尺の番組を続けるのだろうか。「夕刊アニメ・ガタピシ」(テレビ朝日系/'90~'91年)じゃないんだから・・・。
・トーキングフルーツ(火24:25~24:55)
古舘伊知郎氏司会によるトーク番組で、同時期('16年秋)にスタートした「フルタチさん」('16~'17年)同様、古舘伊知郎氏にとっては「報道ステーション」(テレビ朝日系)のメインキャスター降板後初めてのレギュラーバラエティ番組となりましたが、ローカルセールス枠だったので12局のネットに留まったのが何とも残念!むしろ「モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~」よりも、トーク番組の方が"フルタチさん"らしさが出て良いのでは?
(総評)
長らく続いた報道番組にも容赦ないメスが・・・。しかしそこまでニュース番組のタイトルを「プライム」で統一させる必要性があるのかどうか?もしコケると、まぁた全ニュース番組のタイトルを変えなければならなくなってしまいます。「AI-TV」より「あいのり」の方がウケたのでは?
懐かし規格~ビデオCD
音楽CD同様、最大で74分に及ぶ動画の収録が可能な"画の出るCD"であり、画質的には"VHSの3倍モード"程度の画質なので画は少々荒めです。
とはいえ、割と簡単にダビングが出来る事から"コピー大国"である盗難アジアもとい東南アジア各国では、'90~'00年代前半に掛けてVHSやLD(レーザーディスク)以上にバカ売れ!
高額なLD-BOX等に手が出ないユーザーは、多少画質が落ちるものの廉価なビデオCDソフトを購入するユーザーも多かったという。
東南アジア向けのプレイステーション(ソニー)では、ビデオCDの再生が可能な本体が売られたと言われていますが、それだけ"国民的スタンダード"規格だったということでしょうね。
当局は3DO REAL(パナソニック)に外付けするビデオCDアダプターと、ニンテンドーゲームキューブ規格のゲームソフトのプレイとDVD+ビデオCDの再生が可能なDVD GAMEPLAYER Q(パナソニック)を所持している関係上、ビデオCDソフトを複数枚所持していますが、国内ではビデオCDの規格そのものがあまり普及せず、出回ったソフトも多くが18禁のアダルトモノが中心だったという・・・。
当局は「エルフ版下級生-あなただけを見つめて-」と「Piaキャロットへようこそ」等所持していますが、画質はやはり"VHSの3倍モード"程度ですね。激しい動きのあるシーンだと、ブロックノイズが生じたりします。画質に拘る向きには、不向きな規格とも言えます。
『えっちなのはいけないと思います!』(byまほろ)なもので、"18禁"の如何わしいヤツばっかりしか出ていなかったのかと落胆していたら、過去には「めぞん一刻」(フジテレビ系/'86~'88年)の全話収録のビデオCDが廉価販売されたそうで欲しいなと。話数が多いので、DVD-BOX等だと高額でチョイト手が出なかったので・・・。
以前、DVD録画したのですが次第に読み込み不可になっていっています。数年前、スカパー!日テレプラスでリピート放送された際にVHS録画もしたのですが、こちらはテープの質が悪くてノイズが至る所に発生。ブラウン管テレビで見ると一際、画面サイズが小さくなってしまうという"額縁サイズ"となってしまうのが痛い!
当局もほうぼうに掛け合ってビデオCDソフトを漁ったものの、あるのは"18禁"のモノばかりでした。日本国内ではあまり出回らなかった規格だったということをも痛感させられましたが、海外だと人気テレビアニメのビデオCDソフトが低価格で多数出回っていたようなので、日本国内でも低所得者向けやゲーマー向け等に展開して欲しかったですね。新たなアニメファン開拓の裾野になっていたかもしれません。しかし、日本のアニメファンは画質に拘る気難しいファンが多いから、あんまり普及しなかったか?TOKYO MXのマルチチャンネル放送の画質にすらケチつける気難しい輩も多いから・・・。当局的には、全く気にならなかったんですけどねぇ。贅沢です。
更にビデオCDが登場して間もなくDVDが登場したのも、ビデオCD規格が浸透しなかった一因とも言えるかと。そもそも日本では、違法海賊ソフトそのものがあまり普及しませんでしたね。そういう点では、クリーンな国柄だったとも言えるかと。
サターン(セガ)も、ビデオCD再生用のアダプターが発売されたりHiサターン(日立製作所)なるビデオCDが再生可能なテレビゲーム機も発売されましたが、やはり日本ではかなりマイナーな規格だったと思います。皆様は憶えていらっしゃいますでしょうか?

"モーター"の日立も、かつてゲームバブルに便乗する形でサターンと互換性を有しつつビデオCDの再生が可能だったテレビゲーム機・Hiサターンを発売も、高価格(64,800円)がアダとなり売れず・・・。/(C)Hitachi, Ltd. 1994, 2017. All rights reserved.

「めぞん一刻」のビデオCDのパッケージより。2枚組で3,980円(税別)と、かなり安かったのもウリだったかと。但しあまり出回らなかったようです。/(C)高橋留美子/小学館
終了番組に捧げる鎮魂歌'18春~フジテレビ(中編)
・おじゃMAP!!(水19:00~19:57)
'12年1月25日スタートと、そこそこ長続きしていた旅番組でしたが・・・。こちらも低視聴率が原因か?元SMAP・香取慎吾さんの地上波唯一のレギュラー番組も、とうとう消滅。ジャニーズ事務所からの圧力だったりして?
しかし、かつての"革新的なバラエティ番組の大家"だったフジテレビも、今は当たり障りの無い無難過ぎる旅番組が増えてしまいましたね・・・。これもまた悲しい話です。
TOSテレビ大分は不定期放送で、RAB青森放送(日本テレビ系)は土曜午後0時30分から、tysテレビ山口(TBS系)は日曜午後1時54分からの時差ネットでした。
・良かれと思って!(水22:00~22:54)
昨春開始のバラエティも僅か1年で終了。メイプル超合金・カズレーザーにとって自身初のゴールデンタイム・プライムタイムの番組でのMCでしたが・・・。
まさに「良かれと思って!」始めたのでしょうが、この時間帯もヒット作に恵まれませんね。TOSテレビ大分のみ未ネットだったか。
・とんねるずのみなさんのおかげでした(木21:00~21:54)
'97年6月26日スタートの長寿番組で、前身の「とんねるずのみなさんのおかげです」から通算すると実に29年にも渡って"フジ木9"枠を牛耳ってきたとんねるずのバラエティ番組も、遂に打ち止め・・・。近年は極度の視聴率不振に苛まれていたとはいえ、多くの視聴者は何らかの形で通り過ぎてきた枠だったのではないでしょうか?
かつては体当たりコントも辞さない歯応えのある展開が見ものでしたが、近年はありきたりな企画が目立ち面白味も半減していたのかと。放送界に蔓延する"行き過ぎた自主規制"の波も、番組の不振に拍車を掛けてしまったきらいを感じます。要するに"時代に迎合しなくなってしまった"のかと。
RAB青森放送(日本テレビ系)は木曜午後3時55分から、UTYテレビ山梨(TBS系)は月曜深夜0時40分から、tysテレビ山口(TBS系)は土曜午後3時55分から・・・と、フジテレビ系列局の無い地域でも放送されていたという。
・隣の家族は青く見える(木22:00~22:54)
フカキョン(深田恭子)主演の「木曜劇場」。曲りなりにホームドラマだったのかなぁ~?ご子息が逮捕された高畑淳子さんにとっては、久し振りの連続ドラマ?何か、最近はすっかり大人しくなってしまった印象ですが。
視聴率的には4~6%台という『顔面が青くなりそうな』厳しい数字が続きましたが、そのうちYBS山梨放送(日本テレビ系)、ATV青森テレビ・tysテレビ山口(TBS系)で番販時差ネットされるんだろうな。
・恋は雨上がりのように(木24:55~25:25)
「ノイタミナ」枠内で放送されていた深夜アニメ。同名マンガが原作でしたが、深夜アニメでは久し振り?の純愛路線。近々、実写映画化されるとか。番組タイトルからして、恋愛系のノリだよね。
キー局と同時ネットだったのは、mit岩手めんこいテレビとSAYさくらんぼテレビだけだったんだよね・・・。
(総評)
意外にも?金曜日のゴールデン~プライム帯は終了番組が無かったという。地方系列局ウケが悪そうな「モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~」なんて、早々に打ち切られるかと思っていましたが・・・。
名悪役列伝~安岡力也
シチリアンマフィアの祖父と父を持ち、イタリア・ジェノヴァでイタリア人の父と日本人の母の間に生まれ、6歳の時に実父の死亡に伴い日本へ帰国したという波瀾の幕開けでした。
'64年に東宝映画「自動車泥棒」に混血児の少年役で主演し、芸能界デビュー。その後、グループ・サウンズ "シャープ・ホークス"にボーカルとして参加・レコードデビューを果たし、ザ・タイガースにとって最初のライバルグループとなる程売れたという。
シャープ・ホークスと並行して、一時期はヘビー級とミドル級でキックボクサーをしており、4試合で3勝1敗の成績を残し、'69年にグループ解散後は主に俳優として活動。
東映では故・若山富三郎さんの派閥に属して、故・山城新伍さんの下についていたという。仕事を干されていた時期に梅宮辰夫さんの口利きで「不良番長シリーズ」にレギュラー出演して以降、梅宮辰夫さんを兄貴分として信奉していたとか。
'73年、千葉真一さんの主演作品「ボディガード牙シリーズ」を皮切りに、キックボクシングの経験と体格の良さで、東映制作の千葉真一さんや志穂美悦子さん主演の格闘映画に次々と出演。'75年公開の映画「少林寺拳法」に出演をしたのが縁で少林寺拳法を稽古し、最終的に伍段を允許されたという。
何せアノいかつい体格だったんでね・・・ほうぼうのドラマでも、当然"悪役"が中心でした。ただ、あまりにも見た目がヒール過ぎたので役柄が偏り過ぎてしまった感は否めず、そこが一時期低迷した一因だったのかと。善人役は不釣り合いでしたからねぇ。
そんな安岡力也さんにとって一大転機となったのが「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系/'81~'89年)における"ホタテマン"でした。
「THEタケちゃんMAN」に出演中、せりふの『ホラ貝』を『ホタテ貝』と言い間違えたことをきっかけに"ホタテマン"として出演。出演者がついうっかり『ホタテ・・・』と発すると映画「ジョーズ」のBGMと共にホタテマンが登場し、スタジオ内で大暴れしたり・・・。
中盤以降は"プロフェッサー・ホタテ"と称し、ホタテにまつわる知識を(8ミリフィルムの映像と共に)告知するも難しい質問をされると逆ギレ!最後は、榎本三恵子さん演じる"ハチの三恵子"と恋仲になるというオチも。
内田裕也氏や故・横澤彪氏らの作詞による♪ホタテのロックンロール は、32万枚ものヒットをマークし、その宣伝功績から北海道のホタテ漁業組合から表彰されるに至った程!
サッポロ一番ほたてラーメン(サンヨー食品)やほたて風味フライ(かねてつ食品)のテレビコマーシャルにも出演!"ホタテマン"として番組から独立した人気すらあったという。
'98年、14年連れ添った妻と離婚。それ以降は病に伏せる事が多くなり、幸薄い人生に転落。'12年5月24日、64歳の若さで旅立たれてしまったという。
ホタテマンのイメージがあまりにも強いのですが、意外にも"王様ゲーム"の開発者だったとか。

♪ホタテノロックンロール のレコードジャケットより。"安岡力也=ホタテマン"のイメージがあまりにも強いのですが、ドスの効いた悪役も印象的でした。/(C)Fuji Television Network, inc. All rights reserved.
終了番組に捧げる鎮魂歌'18春~フジテレビ(後編)
・チャンネルΣ(土10:25~11:45)
事実上、関東ローカルの単発のバラエティ特番枠。稀に地方系列局でも時差ネットされることもありましたが、ネット率は低めだったかと。「チャンネルΛ」はありませんでしたが。
・FNNスピークWeekend(土~日11:50~12:00)
週末の「FNNスピーク」は短縮版にして「Weekend」なるサブタイトルが。"週末版"は2年の放送と平日版よりも短かったという。UMKテレビ宮崎のみ未ネットでした。
・FNN みんなのニュース Weekend(土~日17:30~18:00)
平日の「みんなのニュース」の放送終了に伴い、週末版も終了。尺が短かったせいもあってかダラダラ感の強かった平日版に比べると、割と引き締まった感じで好感を抱いていましたけどね。UMKテレビ宮崎は平日版同様「UMKスーパーニュースWEEKEND」と前番組の「スーパーニュース」('98~'15年)のタイトルを使い続けたのがイカす!そういや、週末版のみ何故か「FNN」の冠タイトルが付いていましたね。
・めちゃ²イケてるッ! - What A COOL we are!-(土19:57~20:54)
'96年10月から"土8"枠を牛耳ってきた長寿バラエティの雄も、遂に終了・・・。やはり近年の低視聴率に因るものが大きかったのかと。これだけ長く続いていてナニですが、当局は殆ど見た事ありません。
とんねるずの番組もですが、基本的に欽ちゃん・ドリフ絡みじゃないとお笑い番組は見ないんでね。昔気質なんですよ。
RAB青森放送(日本テレビ系)は火曜深夜0時54分から、YBS山梨放送(日本テレビ系)は土曜午後4時から、tysテレビ山口(TBS系)は金曜深夜0時15分からの時差ネットでしたが、TOSテレビ大分も日曜午後2時55分からの時差ネットでした。
・家族の旅路 家族を殺された男と殺した男(土23:40~24:35)
THK東海テレビ制作の「大人の土ドラ」。実は本作は一度「月曜ミステリー劇場」(TBS系/'01~'06年)枠内で単発の2時間ドラマとして一度、映像化されていたとか。橋爪功さん、中村俊介さん、若林豪さんほかの出演だったとか。
・ジャニーズJr.dex(月1回・土26:00~27:00)
昨秋から、月に1回のペースで放送されていたジャニーズ絡みの深夜バラエティ。お笑いタレントのスピードワゴンが司会進行役を努めていましたが、結局たったの6回しか放送されなかったという。ゲームバトル系のバラエティだったようですが、何を思ってこんな企画を立ち上げたのだろう?
・新報道2001(日7:30~8:25)
前身の「報道2001」('92~'08年)以来長く続くフジテレビの日曜朝の硬派討論番組。長らく85分尺(7:30~8:55)で放送され続けてきましたが、'16年秋から後半30分にアニメ枠が強引に編成されることになり尺が短縮されてしまったのが痛い!
尚、討論番組枠は引き続き放送も、やはりこの枠もフジテレビの報道系番組の統一タイトルである「プライム」が使用されることになったことから「新報道2001」が終了することになったという。別にこの枠でも「プライム」を名乗らなくても・・・と思いきや、大元の「BSフジLIVE プライムニュース」(BSフジ)はノリ的に「新報道2001」ライクなので、かえって自然か?TOSテレビ大分・UMKテレビ宮崎は未ネット。
・モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON(日8:30~9:00)
'16年秋の改編で新たに設けられたアニメ枠の第一弾作品!しかし僅か10局しかネットせず、時差ネットは一切ナシ!という何ともケチなアニメでした。塩野義製薬提供の音楽番組じゃあるまいに。
真裏で天下の「サンデーモーニング」(TBS系)や「シューイチ」(日本テレビ系)が放送されていたのも痛かったのでしょうが、同じアニメとして「プリキュア」シリーズ(テレビ朝日系)は高い壁になったか?それでも当初の予定よりも半年、放送期間が延長されていたのだとか。
反面、SAYさくらんぼテレビは半年で打ち切られ「日経スペシャル 夢織人〜小さなトップ企業〜」(テレビ東京系)に切り替えられてしまったのが痛い!スポンサーもヒドいな。
・ドラゴンボール超(日9:00~9:30)
'86年スタートの人気アニメシリーズ第5弾!本作も2年半以上続き、視聴率的にも善戦していたことからフジテレビにとっては数少ないドル箱番組でもあったかと。何故かOTV沖縄テレビのみ未ネットだったのがナゾ!
・ウチくる!? COME TO MY "HOME SWEET HOME"(日12:00~13:00)
'99年4月スタートの長寿バラエティもとうとう終了・・・。中山秀征さんと中川翔子さんがゲストと共にゆかりの地を訪ねるという「ぴったんこカン・カン」(TBS系)ライクな番組でしたが、むしろこっちが"元祖"なんですけどね。
人気声優・三石琴乃さんのハイテンションなナレーションも印象的でしたが、ローカルセールス枠の為、一部の系列局では未ネット。フジテレビ系列局でのネット局は12局に留まりましたが、KBS京都・SUNサンテレビといった独立U局ではゴールデン帯で放送されたという。上手い編成をしていたなと。
そういや、サブタイトルって随分と長かったのですが即答出来る?
・スポーツLIFE HERO'S(土24:35~25:15・日23:15~24:30)
週末のスポーツ生ワイド枠。2年間の放送か。そういや、フジテレビでスポーツ中継をやる際にこの番組のタイトルライクなジングルが流れましたね。前番組の「すぽると!」('01~'16年)もでしたが。TOSテレビ大分・UMKテレビ宮崎は未ネット。
・スポーツLIFE HERO'S PLUS(日25:35~)
大リーグの生中継、フィギュアスケートの録画放送等、幅広いスポーツ中継を行っていた枠でしたがネット局は少なかったですね。真裏で「GET SPORTS」(テレビ朝日系)が放送されていたのも痛かったか。
(総評)
週末もかなり終了番組が多い。そういや、ニュース番組は総じて「プライム」のタイトルが付けられることから終了するのですが、日曜午前6時から6時15分までの「FNNニュース」のみ終了しないんですね。週末は「めちゃイケ!」・「ウチくる!?」の終了が目を引きますが、長寿番組の終了が目立ちますね。
■次回の「終了番組に捧げる鎮魂歌'18春」は、3月26日(月)午前0時からお送りします。
プロ野球人名探求~広島
(28)床田寛樹
大卒入団2年目の左腕。昨季開幕早々、プロ初勝利をマークも7月に肘の手術を受けて目下1勝止まり。"床田"="とこだ"。珍しい苗字では?当地では聞いた事無いですね・・・。
(34)高橋昂也
(46)高橋樹也
(50)高橋大樹
"高橋昂"で一瞬、かなり戸惑うのですが"たかはしこうや"が正解!高卒入団2年目左腕も、オープン戦では期待の戦力かと。"高橋樹"で"たかはしみきや"。こちらも高卒入団で3年目の左腕。同時期に一軍で活躍しだしそう。ややこしい!
"高橋大"は"たかはしひろき"。こちらも高卒入団で6年目の外野手。そろそろ一軍で活躍なるか?厳密には"高橋"は"はしごだか"(髙)みたいですが、一部のモバイル端末からだと文字バケするんですよね。
(36)塹江敦哉
"塹江"・・・これも読めませんでした。"ほりえ"です。"堀江"と書く方がメジャーでしょう。実際、"堀江"称の有名人は多々居ますが、"塹江"称の有名人は思いつきません。高卒入団4年目左腕。そろそろ一軍定着を。
(41)藤井皓也
(122)藤井黎來
高卒入団4年目右腕の"藤井皓"は、"ふじいこうや"。今期、育成枠で入団の右腕・"藤井黎"は"ふじいれいら"。藤井皓はそろそろブレイクしだす頃かもしれませんが、藤井黎は名前がゲームのキャラクターっぽい感じ。実際、過去に「レイラ」なるファミコンソフトがあったっけ。
(64)中村恭平
(67)中村祐太
(22)中村奨成
3人の中村称の選手が居るのもヤヤコシイ!
"中村恭"は"なかむらきょうへい"。プロ入り8年目の左腕。こちらは、ある程度知られているか。
"中村祐"は"なかむらゆうた"。高卒入団5年目の右腕。昨季、一軍初登板を果たしプロ初勝利をマーク!そろそろ覚醒か?
"中村奨"は"なかむらしょうせい"。鳴り物入りでドラ1指名された高卒捕手も、まずは基礎体力強化が中心か。
(45)桒原樹
"桒原樹"で"くわはらたつき"。一部のモバイル端末では"?原"になってしまうか。高卒4年目の内野手。そろそろ一軍デビューなるか?
(43)土生翔平
"土生"で"はぶ"。なかなか居ない苗字かと。広島県ではメジャーな苗字なのか?大卒7年目の外野手も、まだ一軍出場が10試合のみ。そろそろヤヴァいか。
"高橋"・"中村"称の選手が複数居るのがテクニカルなチームです。
フジテレビも"プチ延長"と"廃枠"へ
月曜日の「痛快TV スカッとジャパン」・火曜日の「潜在能力テスト」・水曜日の新番組「林修のニッポンドリル」・木曜日の「奇跡体験!アンビリバボー」・土曜日の新番組「世界!極タウンに住んでみる」が何れも午後7時57分から午後9時までの放送となります。
更に金曜日の「金曜プレミアム」も午後7時57分から午後9時55分まで"6分間"のプチ延長を実施。
「痛快TV スカッとジャパン」・「奇跡体験!アンビリバボー」は現在、フジテレビ系列局以外でも番販時差ネットされていますが、上記のTBSの番組同様、フジテレビ系列局以外のネット局泣かせな編成となりますかね・・・。こういった部分からも、在京キー局における"地方軽視"な態度が垣間見えます。
上記番組及び今春開始の新番組も、おいそれとフジテレビ系列局以外は手を出しにくくなるのでしょうか。それとも、系列局以外に"再編集"しての番販となるのか?後者だと、フジテレビ側の仕事が増えてしまいます。場合によっては、番組の質の低下にも繋がりかねません。
これまで設けられてきた午後8時54分から9時までのスポットニュース枠(現在は「THE NEWSα Pick・あすの天気」)を廃止させ、午後8時台の番組の視聴者を間断なく午後9時からの番組に持ち込みたいという戦略なのでしょうが、そこまでしてまで視聴率獲得に血眼になっているフジテレビの苦しさをも感じられます。
地方系列局側としてはどうなのでしょうか?幸いと言えばナニですが、現在「THE NEWSα Pick・あすの天気」枠は真裏のTBS系「フラッシュニュース」と違い、全系列局強制ネット扱いではなく地方系列局によっては独自のローカルニュース枠にしている系列局も多いのですが、『これ幸い』とばかりに経費削減に繋がると諸手を挙げて歓迎するのでしょうか?どんなに尺が短くても、自社制作のローカルニュースの放送は曲りなりに経費が掛かりますからね。
フジテレビでは平日午後8時54分から9時までのスポットニュース枠をナンと49年半も放送し続けてきましたが、テレビ朝日・日本テレビに続いての廃枠に・・・。これで平日のゴールデン帯に全国ネットのスポットニュース枠を設けているのはTBSのみに。
これも時代の流れですかねぇ~?
この時間帯に限った話ではないのですが、前の時間帯の番組からステブレ無しでの次の番組の開始って何か余裕が感じられないんですよ。スポットニュースだと、短い尺で本当に重要なニュースのみを極めて簡潔に報じるので分かり易い部分もあったし、むしろ頭に入り易い部分も感じられたので"廃枠"は残念です。
元々フジテレビの場合は強制ネットでは無かったものの、昔から続いてきた"習慣"が無くなっていくのは何だか寂しいですね。

今春以降、平日のゴールデン帯では唯一のスポットニュースとなる「JNNフラッシュニュース」(TBS系)。しかし、こちらも風前の灯か?/(C)1995-2018, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.
アニメに相応しい放送時間帯は?
少子高齢化著しい時代ということもあってか、近年のテレビアニメを取り巻く状況は芳しくないと痛感しております。
アニメは特定の視聴者層(=アニメヲタク)を意識してか深夜帯に偏り、低年齢層が視聴しそうなアニメ本数は激減。かつてはゴールデン帯の花形コンテンツだったアニメも、今やゴールデン帯での放送はごく僅かとなりました。
特に少子高齢化が著しい地方だと更にアニメ本数が限られ、中には本来ならば週末の午前中に放送されているようなアニメが深夜帯に放送されたり、ゴールデン帯のアニメが平日午前に放送されたりしています。
どうでしょうか?要は『誰も見ない様な』時間帯に追いやられてしまったということでしょうか。今はビデオデッキも多くの世帯に普及しているので、あまり放送時間帯を気にすることも無いのかもしれませんが、『打ち切られるよりマシ』レベルの放送という印象しか受けません。
ジャパニメーション等と言われ、国際的にも高く評価されている我が国のアニメも、肝心要の当事国がこのザマでは残念でなりません。
視聴率の獲れないコンテンツなのかもしれませんが、もっと不特定多数の大人の視聴に堪えうるアニメの開拓も必要なのでは?そりゃ、美男子・美少女ばっかり出てくるアニメとか、現実離れしたSFアニメとかだとヲタク族しか食指を動かしませんよ。
今、アニメで比較的安定した視聴率を獲っているのが「サザエさん」(フジテレビ系)か。第二・第三の「サザエさん」を輩出出来ればね・・・。
かくゆう当局もアニメを見る機会はめっきり減ったものの、バランス重視でかつての様にもっとゴールデン帯でもアニメをやって欲しいと思います。深夜帯だけだと、裾野が広がらないと思うのですが、皆様はどの時間帯での放送がベターと思います?
一部の地域では"深夜アニメ"扱いの「ワンピース」(フジテレビ系)。深夜向きの企画かコレ?/(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
ドキッ!丸ごと「プライム」だらけのフジテレビのニュース?
・「FNNスピーク」・「FNNスピークWeekend」→「FNNプライムニュース デイズ」
・「みんなのニュース」・「みんなのニュースWeekend」→「プライムニュース イブニング」
・「THE NEWSα」→「FNNプライムニュース α」
・「新報道2001」→「報道プライムサンデー」
これは昨年6月に就任した宮内正喜・フジテレビ社長がBSフジの社長時代に「BSフジLIVE プライムニュース」の立ち上げに尽力し、同番組への強い思い入れから地上波のフジテレビでもこの番組を踏襲しようという目論見なのかと。
「BSフジLIVE プライムニュース」は、プライムニュース編集長・フジテレビ報道局解説委員長の反町理氏をメインキャスターに据え、今話題のニュースの関係者をゲストに招いて深く掘り下げる硬派報道番組の雄として君臨しており、反町理氏は今春より「プライムニュース イブニング」のメインキャスターに就任する予定です。
タイトルからして軟派路線が際立った「みんなのニュース」とは180度方向転換するのは必至でしょうが、報道番組ですら"軽チャー路線"が著しかったフジテレビもこれを機に硬派路線へ路線変更するかもしれませんね。
全国ネットのニュース番組は総じて「プライム」のタイトルが付くのですが、1つだけ「プライム」で統一出来なかった報道番組が・・・。
日曜午前6時から6時15分まで放送の「FNNニュース」です。
いわゆる"ストレイトニュース"枠ですが、この番組は地方系列局によってタイトルが差し替えられている関係からか、「プライム」で統一出来なかったものと思われます。
地元スポンサーや新聞社との絡みもあるのかもしれませんが、こういった"特例"はフジテレビだけですよねぇ。別に「プライム」称を使用しても良かったのかとは思いますけどね。
しかし「プライム」称のニュース番組が総じてコケてしまった場合、引き続き「プライム」にとって代わる統一ブランドを番組タイトルに使用するものでしょうか・・・。

「プライム」というと「JNNニュース22プライムタイム」(TBS系/'87~'88年)の印象が強い!/(C)1995-2018, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.
「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」今春よりネット局拡大!
ポスト「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)の急先鋒として浮上しつつある「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」(TBS系)。
今春より、BSN新潟放送とSBS静岡放送でもネット開始(13:55~15:49)となります。 これでネット局は7局(CBCテレビ※~15:57・TBS・TBCテレビ・BSN新潟放送・SBS静岡放送・BSS山陰放送・tysテレビ山口)へ。
MBS毎日放送が同時間帯で放送している「ちちんぷいぷい」(MBS毎日放送・HBC北海道放送・MRT宮崎放送・MBC南日本放送)に比べると、ネット局数ではリードしていますね。
どうなんでしょうか?「ちちんぷいぷい」よりも「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」の方が、全国ウケしやすいのでしょうか?「ちちんぷいぷい」は過去に、TBSをはじめIBCテレビ・MRO北陸放送・BSS山陰放送・RCC中国放送・RBC琉球放送でもネットしていましたが、あまりハマりませんでしたよね・・・。
TBSにとっては、MBS毎日放送よりはCBC中部日本放送の方が付き合い易いのか。「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」はTBSも制作協力していますからね。
日本テレビ・フジテレビ系列局のある地域だと厳しいのかもしれませんが、大分・宮崎・沖縄県だと「情報ライブ ミヤネ屋」が未ネットなので割り込む余地がありそうな気がします。
「情報ライブ ミヤネ屋」は、長寿化に伴うマンネリ感も抱かれつつあるのかと。メイン司会者・宮根誠司氏への批判も多くなりつつあるようなので、その点から「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」が割り込む余地が出つつあるのかと。
「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」がジワジワと浸透しつつあるのも感じますが、それでもまだ未ネットのTBS系列局も多いですからね。当局が視聴可能なIBCテレビ(岩手放送)は、週によって日替わりでテレビ東京系のバラエティ番組をやったり、ドラマの再放送をやったり、通販番組をやったり・・・と、落ち着きません。通販番組絡みだと、やすやすと「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」のネットには踏み切れないかもしれません。
ただ、ワイドショー番組は他にも多々あるし、ヘタにやる位ならドラマの再放送枠や他局系列のバラエティ番組の時差ネット枠の方がかえってバラエティに富んだ編成が期待出来る部分もあるのかもしれませんけどね・・・。当局的にはワイドショー番組よりは、ドラマやバラエティの方が良いと思います。
「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」より。CBCテレビを代表するエース番組に成長しつつある?/(C)2014 CBC TELEVISION CO.,LTD.
終了番組に捧げる鎮魂歌'18春~テレビ朝日
・越路吹雪物語(月~金12:30~12:50)
「帯ドラマ劇場」枠内で放送されていましたが、今春から「帯ドラマ劇場」は1年間のみ"放送休止"となり「ワイド!スクランブル」を再び午後0時30分開始に戻すという。何か、中途半端な編成をされるなと。せっかくの昼帯ドラマの"復活"で湧いたのですが、継続させないと再び視聴者が離れてしまう懸念を抱きます。採算面で厳しい部分はあったのかもしれませんが・・・。
故・越路吹雪さんというと、♪ろくでなし が有名ですが、「志村けんはいかがでしょう」(フジテレビ系/'93~'95年)で番組の締めのコントとして、川口誠ディレクター(現・フジテレビ美術制作局美術制作センター部長)が"パピアントグッチャングッチャン"の名義で登場し、勢い任せに♪ろくでなし~ウィッ! と絶唱していたのが忘れられない!ウィッ!
・天才キッズ全員集合〜君ならデキる!!〜(月19:00~20:00)
'16年秋から1年間放送された深夜バラエティ「なら≒デキ 〜○○なら××デキるはず〜」のリニューアル番組として昨秋から始まるも、僅か11回放送したのみで2月5日にはとっとと終了していたという・・・。と言いますか、最後の放送回にはラテ欄に(終)マークが付いていなかったのですが。よっぽどヒドい低視聴率だったんだろうな・・・。
よくある"深夜の人気番組もゴールデン帯昇格が裏目に"という負の方程式にハマってしまった悪しき例だったかと。テレビ朝日以外は午後7時54分までの"飛び降り"ネットで、ローカルセールス枠故、一部の系列局では未ネットの回もあったり・・・と幸薄い番組でもありました。
・バクモン学園!!住んでみた。(月24:15~24:45)
爆笑問題が進行役で、若手お笑い芸人が様々なワケアリな土地・家屋等を訪れてその様子をレポート!これは『あっぱれ!』をやりたい位の面白い番組だったんですけどねー!半年足らずでの終了は実に残念!
スタジオパートは殆ど無意味ではありましたが、単なる"レア地探訪"に終わらず回によって良い意味での温度差があったのが実に見応えありました。これは、まだまだやり尽くされていない番組だったと思いますよ。またやって欲しいですね。
・相棒 season16(水21:00~21:54)
人気刑事ドラマシリーズ。どうせまた秋から復活するんでしょうけどね。再放送も相変わらずの高視聴率ですからね。当局は第2シリーズ以降は一切見てません。
・科捜研の女 season17(木20:00~20:54)
「木曜ミステリー」枠の定番シリーズ。こちらも根強い人気があるので、まだまだやるでしょうね。
・BG〜身辺警護人〜(木21:00~21:54)
キムタク主演のドラマ。ゲストキャストも豪華で見応えがありましたが、再放送は難しいんだろうな・・・ジャニーズ絡みだと、やすやすと再放送してくれないのが痛い!
・ホリデイラブ(金23:15~24:15)
「金曜ナイトドラマ」枠内で放送された同名マンガを元にしたドラマ。僅か8回足らずの放送でしたが、AbemaTVのAbemaSPECIALチャンネルでもネット配信していたのだとか。
・『ぷっ』すま 100%ALL NATURAL KUSANAGI&YUSUKE(金24:50~25:20)
元・SMAPの草彅(なぎ)剛さんとユースケ・サンタマリアさんらがメインを張った長寿深夜バラエティも、とうとうジ・エンド!'98年10月スタートですからね・・・開始当初は、月曜午後11時25分からでした。
意外にも同時ネット局は少なくて、最終的にはIAT岩手朝日テレビ・YTS山形テレビ・KFB福島放送・SATV静岡朝日テレビ・OAB大分朝日放送のみだったという。
系列局以外のネット局はBSS山陰放送とKUTVテレビ高知(何れもTBS系)の2局のみでしたが、過去にはYBS山梨放送・KNB北日本放送(何れも日本テレビ系)・TUTチューリップテレビ(TBS系)・UMKテレビ宮崎(フジテレビ系)でも放送されていたという。
草彅(なぎ)剛さんというとかつて欽ちゃんの下で修業をしていたことでも有名ですが、実父が秋田県出身だったらしい。
・キラキラ☆プリキュアアラモード(日8:30~9:00)
「プリキュア」シリーズ14作目ですが、系列局以外のネットはUMKテレビ宮崎(フジテレビ系)では本作をもってジ・エンド!
BS11イレブンでのディレイ放送枠も廃止されてしまったし、痛いよね。一般的には、長寿化に伴うマンネリ感が強いんでしょうけどね。宮本佳那子さん歌うエンディングテーマが、やたらハイテンションだったという印象が強いです。彼女、一時期体調不良との事で不自然な形で暫く休養していましたが、極秘裏に出産でもしたのだろうか?
・宇宙戦隊キュウレンジャー(日9:30~10:00)
「スーパー戦隊シリーズ」第41弾作品。昨秋より放送時間の移動がありましたが、視聴率的には変化があったのでしょうか?真裏が「ワンピース」(フジテレビ系)でしょう・・・厳しそうな印象ですけどね。テレビ朝日系列局の無い地域でも総じて時差ネットされていたのは救いでしたが、だいぶ朝早い時間帯だったりしたんですよね・・・。朝5時台の放送は、流石に苦しいかと。
・帰れまサンデー・見っけ隊(日16:30~17:30)
かつて放送されていた人気バラエティ番組「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」('08~'15年)内の人気企画だった"帰れま10"のリニューアル版でしたが、意外にも視聴率的に善戦していたという。その余韻を買ってか今春より"月7"枠へ移動されるものの、枠移動が逆にもったいない気もします。
移動先もローカルセールス枠ですが、日曜午後4時30分枠もローカルセールス枠でありHOME広島ホームテレビでは月曜深夜0時50分から、KSB瀬戸内海放送・yab山口朝日放送・ncc長崎文化放送・OAB大分朝日放送は日曜午後3時25分から、KBC九州朝日放送は日曜午後3時30分からの時差ネットでした。
・ANNスーパーJチャンネル(日17:30~18:00)
非常にヤヤコシイのですが、月~土曜日に放送されている「スーパーJチャンネル」は番組タイトルに「ANN」(All-nippon News Network)が付かないのに対して、何故か日曜日"のみ"「ANN」が付いていたという。
今春より日曜夕方に「サンデーステーション」が移動してくることから、「ANNスーパーJチャンネル」は番組終了へ。それにしても、何故日曜日だけ「ANN」と付いていたのやら?
・今夜、誕生!音楽チャンプ(日21:58~23:05)
昨秋始まったばかりの音楽バラエティでしたが、低視聴率故3月11日にラテ欄に(終)マークが付けられないまま、終了していたらしい。最終回のマークぐらい付けて欲しいですね・・・。
オーディション系の番組でしたが、この手の企画は深夜帯だと映えるのかもしれません。しかし、元ネタの番組そのものが不人気だとするとこの番組からプロデビュー出来たとしても、あんまりパッとしないかもしれませんねぇ。何とも苦しいですね。
「サンデーステーション」もでしたが、とにかく突発的な特番による放送休止・枠移動が多過ぎました。これでは視聴者にとっても番組そのものが定着しにくいのですが、局側もヤル気が無かったのでしょうね。大御所女優・黒木瞳さんの司会起用もアダ花に。
(総評)
こちらも案外、終了番組が多い印象でした。活気は伝わってくるのですが、カラ回り気味な感も抱きます。もう少し、腰を落ち着けた方が良いのかも?
プロ野球人名探求~阪神
(26)呂彦青
今期から入団した台湾人左腕。今年は台湾出身の選手が多くない?即戦力というよりは育成面を考慮した獲得だったようですが、まーったく読めん!"ル・イェンチン"だそうだ。カタカナ表記にして欲しかったねぇ。呂というと、かつて巨人に居た呂明賜(ろめいし/'88~'91年)や中日に居た呂建剛(るちぇんがん/'99~'02年)が印象的でした。
(29)高橋遥人
(41)高橋聡文
"高橋遥"で"たかはしはると"。今年のドラフト2位左腕。大卒として即戦力の期待も掛かります。一方"高橋聡"は"たかはしあきふみ"。35歳のベテラン中継ぎ左腕。同じ左腕でどちらも"髙"(はしごだか)橋なんですね。"はしごだか"は、一部のモバイル端末からだと、文字バケしてしまうからなぁ。
(67)岩崎優
つい"いわさき"と読みがちですが、"いわざき"なんだそうだ。"優"は"すぐる"。"ゆう"や"まさる"ではないという。
(92)伊藤和雄
(51)伊藤隼太
"伊藤和"で"いとうかずお"。今季で29歳の入団7年目の右腕も、通算一軍登板僅か21試合とカゲが薄い。そろそろヤヴァいな。一方"伊藤隼"は"いとうはやた"。'12年のドラフト1位の外野手も、なかなかレギュラーの域に迫れず。しかし、代打の切り札的な存在になりつつあるか?
(52)小豆畑眞也
"あずはたしんや"。今期で入団6年目の30歳の捕手も、未だに一軍出場機会がナシ!かなりヤヴァいな・・・。こういった選手こそ、当局的にリスペクトしたいです。
(2)北條史也
"ほうじょうふみや"。"きたじょう"じゃないんだな。高卒入団6年目の内野手として、そろそろレギュラー争いに加わりたいね。
(20)ロサリオ
"ロサリ"で"ロサリオ"。推定年俸3億4,000万円の大型内野手!近年、外国人内野手に泣かされ続けているだけに、ブレイクなるか?まぁたコケると、痛い出費になるな・・・。
(32)山崎憲晴
こちらは"やまざき"称。"やまさき"じゃないんだな。DeNAを戦力外となり阪神に拾われましたが、"ポスト・大和"となれるか?年齢的には32歳ともう若くもないのでしょうが・・・。
(37)森越祐人
"もりこしゆうと"。"もりごし"じゃないという。なかなか出番に恵まれない印象が強いのですが、守備固めの切り札として山崎と切磋琢磨したい。
(60)中谷将大
"なかたにまさひろ"。"なかや"じゃありません。こちらは昨季、チーム最多の20本塁打を放って大ブレイクしたので、覚えられつつあるのかと。
思ったよりは戸惑う選手名が少ない印象ですが、呂彦青だけは読めない!
終了番組に捧げる鎮魂歌'18春~テレビ東京
今春の改編で終了する主な番組を弔うシリーズの最終回!今回はテレビ東京編!
・おそ松さん(月25:35~26:05)
人気アニメシリーズ第二弾も、幾らかブームも落ち着きトーンダウンしたか?ギャグもパターン化した感が否めませんが、せっかくの個性的な脇役キャラを存分に活かしきっていないのが何とも残念でした。
・アイドルタイムプリパラ(火17:55~18:25)
'14年7月から'17年3月まで放送された「プリパラ」の続編。こちらは1年でアッサリと終了も、4月からは日曜午前へ枠移動させて「キラッとプリ☆チャン」と改題して再スタートの予定だという。一瞬「キラッとチャッ☆プリン」かと思った。このシリーズ、初代の「プリティーリズム・オーロラドリーム」('11~'12年)から見続けていますが、段々と幼稚っぽくなっていっている感が強いです。
・バイプレイヤーズ 〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜(水21:54~22:48)
水曜午後9時からの2時間バラエティ番組「家、ついて行ってイイですか?」を短縮させて、急遽1月から放送されたドラマ。テレビ東京らしい大胆編成でしたが、人気俳優・大杉漣さんの"遺作"になってしまったのは何とも残念でした。
・アイカツ!スターズ(木18:25~18:55)
人気アニメシリーズ第二弾。「スターズ」になってから2年も頑張っていたんですね。最近のヒロインアニメにしては、割と落ち着いた印象を受けつつあります。「スターズ」というとプロ野球"大映スターズ"が懐かしい・・・って古過ぎるか。「美少女戦士セーラームーン・セーラースターズ」(テレビ朝日系/'96~'97年)ってのもあったか。
「アイカツ!」シリーズそのものは、まだ続投のようですけどね。
・妖怪ウォッチ(金18:25~18:55)
'14年1月スタートの長寿アニメも、放送開始4年にしてとうとう終了・・・しかし、引き続き新シリーズを放送予定だとか。最終的には、兵庫県・徳島県・佐賀県を除いた地域全てで視聴可能だった"国民的アニメ"となったか。一時期のフィーバーぶりは、バラエティ番組でもかなり突かれましたよね。
「8時だョ!全員集合」(TBS系/'69~'85年)・「3年B組金八先生」(TBS系/'79~'11年)・「水曜スペシャル 川口浩探検シリーズ」(テレビ朝日系/'78~'86年)等、制作スタッフの"昭和好き"が感じられた番組パロディーが見ものでした。
・特命刑事 カクホの女(金20:00~20:54)
「金曜8時のドラマ」枠内で放送されたドラマでしたが、僅か7回足らずの放送では物足りないねぇ。名取裕子・麻生祐未・伊藤四朗(敬称略)ほか豪華なキャストでしたが、系列局以外での番販時差ネットは4月以降本格化か。一瞬「トクホの女」かと思った。トクホ=特定保健用食品のほうね。真裏が天下の「ぴったんこカン・カン」(TBS系)とかだとねぇ・・・。
・オー・マイ・ジャンプ! 〜少年ジャンプが地球を救う〜(金24:12~24:52)
随分と露骨な番組タイトルによる、集英社が泣いて喜びそうなドラマ。伊藤淳史・生駒里奈(敬称略)ほかの出演でしたが、生駒里奈好きのABS秋田放送ではネットしなかったのが意外だったかも。
・MASKMEN(金24:52~25:23)
くっきー(野性爆弾)が、謎の新人芸人・人印(ピットイン)をプロデュースし、その成長過程を記録したドキュメンタリードラマ。いかにも深夜ドラマっぽい設定でしたね。系列局以外では、何故かFTV福島テレビ(フジテレビ系)で時差ネットされていたという。BSジャパンでは、まだ前番組の「セトウツミ」をやっているんですよねぇ。
・電影少女〜VIDEO GIRL AI 2018〜(土24:20~24:50)
乃木坂46の西野七瀬さん主演の深夜ドラマ。「ウイングマン」の桂正和原作作品として息の長い作品ですね。原作(第3巻)は、山口県では有害図書に指定されたらしい・・・。
・かがくdeムチャミタス!(日7:15~7:30)
関西電力一社提供による科学教育番組。近畿圏中心のネットかと思いきや、"東北電力"管内のTUYテレビユー山形(TBS系)やNST新潟総合テレビ(フジテレビ系)等でも時差ネットしていたという。過去には、北海道(TVhテレビ北海道)や沖縄県(RBC琉球放送)でのネットも。何なんだ?番組開始10年にして終了と、割と長く続きました。
・ふるさとめぐり 日本の昔ばなし(日9:00~9:30)
近年のアニメでは珍しい、ほのぼのとした"日本の昔ばなし"を題材にした"本来のテレビアニメ"らしい番組でしたが、'12年春から続いた前身の「ふるさと再生 日本の昔ばなし」から足掛け6年続いた「ヘーベルハウス劇場」枠も遂に廃枠へ。
子供の情操教育に繋がりそうな真面目なアニメがめっきり少なくなってしまった今、貴重な枠だったんですけどね・・・。ネタ切れもあったのかもしれませんが、実に残念!後釜が「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!」なる、知能指数が低そうなタイトルの特撮ドラマじゃなぁ・・・情操教育には程遠いかと。これは大喝!でしょう。
もっとも、「ふるさとめぐり 日本の昔ばなし」はネット局も少なかったし、真裏に「ドラゴンボール超」(フジテレビ系)があったのも弱かったんですけどね。
・カードファイト!! ヴァンガードGZ(日10:00~10:30)
当地(AKT秋田テレビ)ではかなり前に打ち切られてしまったので関心もヘチマも無かったのですが、まだ続いていたんですね・・・。5月からは独立U局系へ"都落ち"してまだまだ続けるという。凄い執念だな。
しかしKHB東日本放送(テレビ朝日系)では、たったの4回で打ち切られてしまったのですが、一体何があったんだ?スポンサーとケンカでもしたのか?スポンサードネット番組が4回足らずで打ち切りというのは、あまり前例が無いと思いますが。
・アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!(日10:30~11:00)
いわゆる"美少女戦士"モノのアクション"ドラマ"。てっきりアニメかと思いきや、まさかのドラマ化・・・。昭和末期だと、フジテレビでやってた様な路線でしょうな。何故か雛形あきこさんや挙句の果てには元・力士の把瑠都さん(!)が出られていましたが、最近のテレビ東京も凄い事するなと。当局は1話で挫折しました。
・TXNニュース(日曜最終版)(日24:30~24:35)
実は年越し早々の元日夜に既に終了していたという。しっかし、流石はテレビ東京。元日の深夜にニュース番組を終わらせるかねぇ。漢な編成だな。
(総評)
アニメはまだ他にも終了番組があるのかもしれませんが、専門分野じゃないんで代表的な番組のみ列挙しましたがそれでもかなりありましたね・・・。バラエティ番組は目立った終了番組が無かったのが意外でした。
ご当地編成放談~「ニュース女子」
今回はAKT秋田テレビ(フジテレビ系)で金曜深夜1時55分から放送されている「ニュース女子」(TOKYO MXほか)。
長谷川幸洋氏(東京・中日新聞論説委員と西川史子さんが進行役で、化粧品メーカーのDHCが制作し局に持ち込んでいる番組ですが、色々と問題になった番組でしたよねぇ・・・。
此処では敢えて触れませんが、TOKYO MXではその"問題"が原因で今春で打ち切り。BS11イレブンも打ち切られるようですが、AKT秋田テレビをはじめ地方局ではDHCからの"おこぼれ"に期待してか今春以降も放送継続される局が多いようです。
番組自体は"時事批判"的な番組ですが、コマーシャルはDHCで占められているので通販番組みたいなものなんでしょうね。しっかし、女性向けの化粧品製造・販売を主としている企業がこうも"時事批判"的な番組をやるのも意外だとは思います。
ノリ的には「そこまで言って委員会NP」(ytv読売テレビほか)ライクな"右寄り"系の番組ですが、TBS・テレビ朝日は極端な"左"なのでこういった視点の番組というのも必要なのかと。あとは視聴者側がどう判断されるか?に掛かってくると思います。日本は、色々な意見・主張が出る国柄でもあるので・・・。
政権マンセー!一辺倒の番組も困りモノですが、「ニュース女子」もまたそれ一辺倒でも無かったので・・・と言いつつ、当局もお熱な番組でもないんですけどね。当地(AKT秋田テレビ)では、放送時間が遅過ぎます。わざわざビデオ録画してまで見る気にもなれませんでした。
月に一回、真裏(AAB秋田朝日放送)で「朝まで生テレビ」(テレビ朝日系)が放送されるのもキツいかと?DHCもよく容認しているなと。
秋田県は、人口に占める美容院数が全国一という"見栄っ張りの県人性"らしさを感じさせるデータがあるのですが、DHCにとっては意外にも自社の化粧品の販売実績が高い地なのかもしれません。DHCの化粧品は決して安くはないのでしょうが、見栄っ張りな県人性を思うと多少高額な化粧品でも購入する見栄っ張りな女性が多いのかもしれません。それがイコール"秋田美人"なるキーワードにも繋がっていくと。
要は"秋田美人"は、美容院に頻繁通って高級化粧品を愛用するから作り出されるのかもしれませんね。そもそもロクな娯楽が無い地なので、せめてオシャレでもしないと割に合わないと捉えている女性も多いのかもしれませんね。
それに加えて自民党勢力が昔から強い地ということで、DHC的には商機のある地だと捉えているのかもしれません。それにしては放送時間が遅過ぎますが、他の地域も総じて深夜帯の放送ですからね・・・。とても"女性"が見る様な放送時間では無いとは思われますが、割と深夜帯でも化粧品関連の通販番組は頻繁にやっていますからねぇ。放送時間は、あまり関係ないのか?
「ニュース女子」は、番組の演出で問題があったのは確かにおもいッきりいただけませんが、必要以上に騒がれ過ぎたきらいも見受けられました。今はちょっとした事でも大々的に批判され、"排除"される風潮が強くなっているのも痛感します。
悪い事は悪い!が、大切なのはその後の"反省"かと。問題が発生しました→ハイ!即打ち切り!という"トカゲのシッポ切り"的な事を繰り返しているうちは、反省も活かされないのかと。で、また同じ様な事を繰り返すんですよ。
極度の赤字に苛まれているであろうAKT秋田テレビをはじめとした地方局だと、DHCからの"おこぼれ"の方が大事だろうしね。当地は元々自民党色が強い"右寄り"の風潮がある地なので、意外な需要があったりして?

「ニュース女子」と言いつつ、男性カラーが強い印象も。てっきり軟派な女性アナウンサーがニュースを伝える番組なのかと思っていました。/Copyright (C) 2018 DHC Television Co.,Ltd. All rights reserved.
'84年4月11日(水)の日本テレビのラテ欄
06:00 ルンルンあさ6生情報 司会・木村優子 井田由美◇45NNN朝のニュース
07:00 ズームイン!!朝! 司会・徳光和夫◇08:28レースガイド
08:30 ワイドショー・ルックルックこんにちは 司会・沢田亜矢子◇10:25この店この味
10:30 右門捕物帖(再)杉良太郎 岡本信人 伊藤四朗ほか◇11:25ご存じですか~生活~
11:30 NNN昼のニュース◇40ニュース◇45キユーピー3分クッキング
11:55 天気予報◇56番組クイズ
12:00 お昼のワイドショー 司会・砂川啓介 神山喜久子◇55暮らしのヒント
13:00 ごちそうさま ゲスト・竹本孝之 司会・高島忠夫 寿美花代
13:15 おしゃれ 司会・久米宏
13:30 三枝の爆笑夫婦 ゲスト・二葉しげる夫妻 司会・桂三枝◇55NNNニューススポット
14:00 2時のワイドショー 司会・奥田博之 吉本真由美
14:50 酒井広のうわさのスタジオ 司会・酒井広 中島めぐみ
15:45 TV情報 原田舞子◇50読売新聞ニュース
16:00 太陽にほえろ!(再)石原裕次郎 露口茂 竜雷太ほか◇55ガイド
17:00 ニュース◇04太陽の使者 鉄人28号(再)(声)山田栄子 富田耕生 金内吉男ほか
17:30 キャプテン(再)(声)和栗正明 雨森雅司 熊谷誠二ほか
18:00 ウルトラマンA 高峰圭二 星光子 瑳川哲朗ほか
18:30 NNN6:30きょうのニュース キャスター・久保晴生 荻原弘子◇55天気予報
19:00 歌のワイド・90分!!+30 細川たかし 北島三郎 川中美幸ほか 司会・徳光和夫 神保美喜
20:54 NNNニューススポット◇57番組フラッシュ
21:00 天気予報◇02水曜ロードショー「誘拐報道」('82年日本テレビ・東映共同作品)伊藤俊也・監督 萩原健一 小柳ルミ子 丹波哲郎ほか 解説・愛川欽也
23:24 スポーツニュース◇30The Day NNNきょうの出来事 キャスター・桜井良子 小林完吾
23:50 WIDE SHOW 11PM 司会・愛川欽也 朝倉匠子
24:55 天気予報◇25:00あすの朝刊◇10ゴルフィングアイランド
25:15 俺たちの勲章(再)中村雅俊 松田優作 北村和夫ほか
26:10 スポット◇15夜のしおり
ポイントは・・・
・バラエティに富んだ編成→ワイドショーあり、ドラマあり、アニメあり、バラエティあり、映画枠あり・・・と、盛りだくさんの編成でした。いや~、テレビって本当に良いもんですね!(故・水野晴郎調に)な時代でした。夕方なんか、アニメ&(TBSの)特撮ドラマまみれという、今では有り得ない編成でした。夜中の「俺たちの勲章」('75年)の再放送も実にイイ!
・当地(ABS秋田放送)では→「ルンルンあさ6生情報」・「ズームイン!!朝!」・「三枝の爆笑夫婦」・「2時のワイドショー」・「酒井広のうわさのスタジオ」・「読売新聞ニュース」・「11PM」は未ネット。
午前6時台は「メガTONスポーツTODAY〜プロ野球速報〜」(テレビ東京系 ※「ザ・スポーツ」と改題して時差ネット)し、「ズームイン!!朝!」枠は「朝のホットライン」・「JNN8時のニュース」・「ときめき生情報810」(何れもTBS系)を同時ネット。
午後2時台は帯ドラマ枠(鷹巣有名店・提供)で、午後3時台は「アフタヌーンショー」(テレビ朝日系 ※3時間遅れ)、午後11時台は「ワールドプロレスリング」(テレビ朝日系)等を独自編成していました。
「ルックルックこんにちは」枠は、午前8時30分から9時30分まで「江森陽弘モーニングショー」(テレビ朝日系)を同時ネットし、「ルックルックこんにちは」は午前9時30分からの"1時間遅れ+1時間飛び降りネット"という特異な放送体裁でした。
午後5時台も独自編成で、「科学戦隊ダイナマン」(テレビ朝日系)・「超時空世紀オーガス」(TBS系)をそれぞれ時差ネットしていました。
・YBC山形放送は→当時は準テレビ朝日系列局として、「ANNニュースセブン」・「江森陽弘モーニングショー」を同時ネット。「ズームイン!!朝!」は午前7時30分からの"飛び乗り"で、「アフタヌーンショー」は午後2時から時差ネット。
午後9~10時台はテレビ朝日同時ネット枠だったので、「欽ちゃんのどこまでやるの!」・「特捜最前線」の二大番組を同時ネット!「水曜ロードショー」は、真裏のYTS山形テレビ(フジテレビ系 ※現在はテレビ朝日系)で同時ネットしていたという"ねじれ"編成でした。
当時の地方系列局の編成も、だいぶテクニカルでしたね・・・。
遂に終わった「ポンキッキ」でしたが
これまでフジテレビ→BSフジにまたがり番組タイトルも色々と変遷してきましたが、レギュラー番組としては'18年3月25日(日)午前8時から8時55分まで放送の「ポンキッキーズ」をもって完全終了となりました。
最終回では、春風亭昇々さん、藤原さくらさん、ガチャピン、ムック、谷花音さん、シスターラビッツらがスタジオに集合。
ガチャピンは『テレビの前のみんな、長い間、本当に本当にありがとう。僕はみんなのことを忘れない。だから、みんなも僕たちのこと、ポンキッキーズのことを、これからも絶対に忘れないでね』・『また、どこかで会えるといいなぁ。またね!ありがとう!』と挨拶。
ムックは『45年分ですから、いろいろありました。思い出は、こーんなにいっぱい。抱えきれないぐらいです。みなさん、ありがとうございました』と挨拶。
締めは『元気、勇気、ポンポポンポポンキッキーズ』とコールして、番組はフィナーレを迎えました。
当局が物心ついた頃から"当たり前"の様に放送されていた番組で、毎朝見てから幼稚園に行っていた番組だったので大変思い入れのあった番組ではありましたが、「ポンキッキーズ」の最終回は過去1年の放送を振り返るという企画でした。
が・・・当局が見ていた頃とは、すっかり変わり果てた内容に成り下がっていたんですね・・・。
春風亭昇々さんによる"落語"、藤原さくらさんによる"歌"、パラパラetc・・・時代が変われば番組も様変わりするのでしょうが、今時の子供に落語やらパラパラのコーナー等必要あったのかどうか?
当局が"子供目線"で捉えても、伝わってくるものがありませんでした。そこにあったのは、"何をしたいのかよく分からないバラエティショー"でした。
近年の「ポンキッキ」は、子供のみならず大人をも取り込もうとしていた部分が強かったのかもしれません。しかし結果的に、どっちつかずな内容に成り下がってしまったと。正直、NHK Eテレで平日早朝・夕方に放送されている低年齢層向けの情操教育番組の方が伝わってくるものが感じられました。
"歌"に関しても、かつてはアノ♪およげ!たいやきくん に代表されるような情緒のある楽曲や童謡が中心だったのが、「ポンキッキーズ」では人気アーティストを起用した完全なPOPS系の楽曲が中心で、子供心に敷居が高いと感じられました。今時の子供は、♪ホネホネロック ♪ドキドキドン!いちねんせい みたいな素朴な童謡系ソングはお気に召さないのか?だとしたら、こっちが動揺してしまいます。
確かに森高千里さん等の方が一般的な人気は高いのかもしれませんが、子供目線で捉えればのこいのこさんの方が大きい存在だったかと?挿入歌担当歌手の人選も、「ポンキッキーズ」以降は"大人目線"が過ぎるようになっていったと思います。これでは、子供心を掴むのは難しかったかもしれません。
BS波でも同時間帯には、NHK BSプレミアムで「ワンワンパッコロ!キャラともワールド」・「みんなDEどーもくん!」といった同ジャンルの番組が放送されており、むしろそちらの方が子供向けの番組らしい素朴さが伝わってきます。「ポンキッキーズ」は、より幅広い年齢層に対応しようとするあまり、番組本来の趣旨を自ら見失ってしまったように思いました。
子供の頃見た「ポンキッキ」はガチャピンとムックが楽しく歌い踊り、素朴な挿入歌が流れ、コマーシャル的に挿入された15~30秒の各種スポットコーナーに興味津々となり、締めとして故・ペギー葉山さんの"躾"コーナーで社会的マナーを学んだり・・・今でも強烈な印象が残っているのですが、近年の「ポンキッキーズ」にはそういった情緒感・教養感溢れる印象がありませんでした。
これでは終了やむなしでしょうね・・・。
BS波とはいえ、この点でも現状のフジテレビの制作力の低下をも痛感させられます。せっかくの素材も、有効に活かしきれないという。
45年も続けてきたシリーズの"完全終了"ならば、「ポンキッキーズ」の"ラスト1年分"じゃなくて"「ポンキッキ」シリーズ45年分"の名場面を大々的に放送しても良かったと思います。しかしそれすら"やらなかった"という。
半世紀近く放送され続けてきた「ポンキッキ」も大変後味の悪い形での終焉となり、これではガチャピンとムックも浮かばれません。このまま安易に某携帯電話会社のコマーシャルキャラ程度で留まらせてイイの?
何か、とても悲しいです・・・。「ポンキッキ」って、そんなに軽い存在だったの?

初期の「ひらけ!ポンキッキ」より。AKT秋田テレビでは、番組ラストの"エンドカード"に上記左下の番組ロゴマークが使用され、それが終わるとAKT秋田テレビのイメージソング(♪AKT!AKT~AKT~AKTは夢運ぶ~AKT~AKT~AKTは楽しいな~秋田テレビ~秋田テ~レ~ビ~!)のスポットアニメが流れていたという。/(C)FUJI TELEVISION KIDS ENTERTAINMENT, INC. All Rights Reserved.
中途半端な"水入り"に喝!
(3/26月)
19:00~20:17 Qさま!! 3時間スペシャル
20:17~20:20 世界の街道をゆく
20:20~21:54 Qさま!! 3時間スペシャル
(3/27火)
19:00~21:48 芸能人格付けチェック!
21:48~21:54 世界の街道をゆく
(3/28水)
19:00~20:17 くりぃむクイズ ミラクル9 3時間スペシャル
20:17~20:20 世界の街道をゆく
20:20~21:54 くりぃむクイズ ミラクル9 3時間スペシャル
(3/29木)
19:00~21:48 日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館 3時間SP
21:48~21:54 世界の街道をゆく
(3/30金)
19:00~20:17 関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦
20:17~20:20 世界の街道をゆく
20:20~21:54 関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦
もうお気付きかとは思いますが、ヘンな編成ですよね?
月・水・金曜と飛び石で、午後7時からのテレビ朝日オハコの"3時間SP"特番が番組開始から1時間17分後に「世界の街道をゆく」なるミニ番組で思わぬ"水入り"となってしまっているという。
しかし火・木曜は、3時間SP終了後の午後9時48分から「世界の街道をゆく」が放送されます。
今迄の流れからすると、火・木曜の編成が"常識"なのかとは思いますが、月・水・金曜と飛び石での"水入り"は新手の編成方針なのでしょうか?
正直、まーったく理解出来ません。喝!でしょう。
まず、"3時間SP"を楽しみに見ていた視聴者からすると、午後8時17分で思わぬ"ミニ番組"の挿入は全く無意味だしハッキリ言って目障りでしょう。タダでさえ民放局だとコマーシャルが必ず挿入されますから、これとて目障りだと捉えている視聴者も多いのかとは思いますが、それ以上に全くの別番組を挿入されてしまうと、盛り上がっていた視聴者の気持ちにも水が差されてしまいかねないと思います。
スポンサーとの契約上の関係なのかもしれませんが、中途半端に番組開始1時間17分で全くの別番組の挿入は腹立たしいとすら思う視聴者も出かねないかと。こういった放送局側の一方的なご都合主義な編成が常態化してしまうと、テレビ朝日そのもののイメージダウンにすら繋がりかねないと思います。
視聴率至上主義なのでしょう?「世界の街道をゆく」を午後9時48分から放送すると、午後9時54分からの「報道ステーション」までの間にチャンネルを変えられてしまう恐れが高まるでしょうから、3時間特番と「報道ステーション」との"間"を設けたくなかったと。ステブレ無しで「報道ステーション」に接続したかったのでしょう。
だったら「世界の街道をゆく」の放送自体、止めたら?どうせ全国ネット番組じゃないんだし。テレビ朝日も、だいぶ編成の質が堕ちたのを痛感させられます。
もっとも、近年は他局も特番枠内にミニ番組を内包するケースが散見されますが、他局は概ねスポットニュースだしね。百歩譲ってニュースならまだ我慢出来ますが、テレビ朝日の様に全く別の番組ともなると、ちょっと悪質だと思いますが・・・。

当局的には「街道」よりも「酷道」ですけどね。(写真は山形~福島県境にある国道121号・旧米沢街道※現在は通行止め)
名悪役列伝~八名信夫
味わい深い名悪役を語るシリーズ。今回は、大御所中の大御所!"悪役商会"のドン・八名信夫さんです。
今となってはすっかり好々爺的な雰囲気すら感じられますが、全盛期は『ブラウン管に映ればほぼ100%悪役』という位、"悪役の中の悪役"・"Mr.悪役"という位の存在感でした。
亡父が3度も離婚をし、9歳の時に岡山大空襲を経験し辛うじて生き延びたという。
'56年にプロ野球・東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)に投手として入団。背番号は13。しかし入団から僅か3年、通算15試合に登板したのみで1敗・防御率3.86という成績を残し、東映フライヤーズオーナーの故・大川博氏から、『長嶋茂雄や王貞治に打たれるより、高倉健に撃たれろ!』と言われたことから、俳優へ転向したという。
元・プロ野球選手ならではの長身(179cm)を活かし、『体が大きいから小さい奴が撃たれるより迫力があるはず』と売り込んだことがきっかけとなり、悪役として定着するようになったという。
ほうぼうの刑事ドラマでは、悪逆の限りを尽くした後、最後には殺されるというのが決まりパターンでした。もうこの展開は説明不用でしょう。
暴力団の幹部等、お手のものでしたがバラエティ番組でも悪役として重宝され、ドリフ系・ビートたけし系のコント番組でも悪役として欠かせぬ存在でした。ここら辺の"選ばぬ仕事ぶり"が"悪役トラディショナル"たる所以です。
存在感そのものが"悪役"であり、だからこその"悪役商会"なのでしょう。ある意味、"悪役"という単語は八名信夫さんの為にある様なものなのかもしれません。
しかし近年では、勧善懲悪モノのドラマも鳴りを潜めつつあるせいかこの路線を受け継ぐ俳優の台頭が無いのが誠に残念!現役プロ野球選手でも、八名信夫さんの後を受け継ぐ様なヒール系の選手もそうそう居ないかと。
強いて挙げれば中田翔(日本ハム)ぐらいか。チト路線が違いますけどね。
八名信夫さん。キューサイの青汁のコマーシャルも随分と話題になったものです。/(C)石原プロ
どうかと思うフジテレビ"火曜23時30分"からの10分枠
厳密にいえば、月・水・木・金曜午後11時から11時40分まで、火曜のみ午後11時から11時30分までとなっています。
問題なのは、"火曜日"のみ30分尺であること・・・火曜日のみKTV関西テレビ制作となっており、この絡みからか火曜日は午後11時30分から中途半端な10分尺の番組を編成せざるを得なくなっているという・・・。
ムダな事をやるなぁと。これは喝!でしょう。
当局も割とノーマークではありましたが、何時まで中途半端な10分枠を続けるのでしょうか?
火曜日の「セブンルール」も40分尺にした方が自然なのでしょうが、何故やらない?と言いますか、そもそも「COOL TV」枠を40分尺にするのに意味があるのかどうか?以前の様に30分尺の方が後々再放送もしやすいし、系列局以外へも番販がしやすくて好都合だと思いますが・・・。
接続する最終ニュース(今春からは「FNNプライムニュース α」)も、午後11時30分スタートの方が良いのかと?午後11時40分スタートとどう違うのでしょうか?真裏の編成を鏡みても、午後11時40分スタートのメリットが乏しいと思いますけどね・・・。

かつて"10分尺の穴埋め番組"というと、ちょくちょく編成されていたのが"1話が10分尺"だった「おじゃまんが山田くん」(フジテレビ系/'80~'82年)。今頃平日午後11時30分から穴埋め的に再放送すると、かえって話題になるかも?/(C)ADK・角川映画